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第65回 平時からの備え(令和5年7月号)

印刷用ページを表示する 記事ID:0253084 更新日:2023年7月1日更新

 あの痛ましい平成30年7月豪雨から丸5年が経過しようとしています。災害を通じて痛感したのは、平時からどのように備え、周辺とのつながりをいかにして確立するかという課題です。
 その中の象徴的な事例として挙げられるのがトイレの確保であり、災害時に少しでも衛生的な環境を提供しようと、約2年前に車椅子での使用も可能な多機能型を含めた自走式トイレカーを3台整備しました。しかし、これでは十分な整備とは言えません。そこで、トイレカーを所有しながらも同じ課題に直面する周辺自治体とのネットワークを構築すべく、3月に兵庫県南あわじ市、長崎県島原市との3市で「自治体トイレカー災害時相互派遣に関する協定」を締結しました。
 さらに先月、更なるネットワーク拡大のため、本市のトイレカーを東京まで走らせ、総務省に対し全国自治体のトイレカー整備への財政支援やネットワーク構築のための後押しを要望し、実車を視察してもらいました。加えて同時期に開催された全国市長会でも志を同じくする市長に見学してもらい、さまざまな質問に対して丁寧に対応しました。
 まだまだ始まったばかりの試みですが、何とか形にしていきたいと思います。

トイレカー

▲東京でのトイレカー見学会