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宇和島医師会 から小児や若い世代のワクチン接種に対する正しい知識と理解を深めるための動画を作成しました。
ぜひご覧ください。
現在5~11歳のコロナワクチン接種をおこなっていますが2回接種を完了した割合は10%にも満たず低調です。感染予防効果は30%、重症予防効果は70%と言われています。
保護者の方が一番心配されていることは副反応と思います。国内では4月29日までに約160万回の接種が行われ、医療機関からの副反応報告は55件で、多くの方は軽症でした。重い基礎疾患のある方の接種後死亡例の報告が1例ありますが、因果関係は特定できておりません。
接種部位の疼痛は多くのお子様で認めますが、1~2日で改善します。発熱を認める方も成人より少なく、概ね安全なワクチンと言えます。
副反応が心配で様子見の保護者の方が多く見受けられますが、接種期限は令和4年9月30日までです。接種を決めたら、早めにおこなってください。
若い世代の方は、3回目の接種をお願いします。
3回目接種率は、10代は10%程度、20代、30代は約30%で、いずれも県内の平均を下回っています。接種率の低さが、現在の宇和島市の感染状況を反映しています。
2回接種から時間経過とともに、抗体が低下するため、3回接種をしていない方は感染する危険性があります。接種により予防効果は70%まで上昇します。
ワクチンは重症化だけではなく、感染後の後遺症を軽減する効果もあります。多くの方が接種し、集団免疫を得て、感染を抑えることが重要です。
コロナとの付き合いは今後も続きますが、ワクチン接種を行い、日常を取り戻しましょう。接種にご協力よろしくお願いいたします。
宇和島医師会