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今年1年を総括するには時期尚早ですが、間違いなく自然の猛威に泣かされた1年であると言えます。2月には、大寒波に襲われ、三間地域を中心に水道管が破裂。積雪により、松山方面になかなか向かうことができない時間を過ごしました。さらには、平成30年7月豪雨により甚大な被害を受け、希望までもが削ぎ取られるような経験をしました。そして、10月に入ってもまだまだ台風シーズンの真っただ中。天気予報を見ながら、「またか…」とため息の出るような時間が続く中、台風をかいくぐり、この夏の災害を乗り越えた極早生みかんのトップセールスに行ってきました。
関係者とともに行った東京の大田市場は、青果物取扱量で日本最大です。この市場における仕切値を含めた評価が、ほかの市場にも何らかの影響を与えるとも言われています。少しでも生産者の手取額が多くなるようにと、みんなの想いをのせて初競りに挑みました。その結果は、ほかの地域産を上回る高値で取り引きされ、今後の出荷に向けての良いスタートとなりました。
その後の意見交換の中で、市場関係者からは、行政がセールスに同行することで仕切値が上がることはなくても、生産者と行政が一体になっている産地は力強いイメージがあり、信頼感があるとの意見をいただきました。
今後、かんきつ類だけではなく、真珠や養殖魚などの第1次産品や、じゃこ天などの加工食品についても、業界とともに売り込んでいきます!