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東京では、移住関係や、地域活性化関係のフォーラム、シンポジューム等がいたるところで開催されており、日程が合えば極力参加するようにしているが、多彩な専門家や、実践例に接することができ、また、色んな視点で論ぜられているので、気づかされることが多い。
現在、日本のどこでも女性達の活躍が目立ち、どんどん実践に移していく起動力が実に素晴らしいと感じている。兎角男性は理論で考えすぎる傾向があって、中々最初の一歩が踏み出せない傾向があると思うが、女性は「出来るところからやってみよう!」とハードルを下げて、比較的速やかに行動に移しているように思う。
また、女性は比較的早期に地域に溶け込み、地元民の力を借り、どんどんネットワークを広げ、最終的に自分のやりたいことに繋げている例も多く、女性の柔軟性、粘り強さ、したたかさを武器に、活き活きと活躍する若い姿に、私もいち女性として、いつも声援を送っている。
つい先日参加したセミナーでは、今まで私の中にあった「っとは、言うもののー、なんだかなー。」と、もやもやしていたものが、龍角散を飲んだ時のようにいっぺんにすかっと吹っ飛んでしまった。
地域活性化の一般的なやり方として「地域の課題を見つけだして掘り下げ、皆で解決していく。」というのがあると思うが、その女性講師は「課題を見つけようとすると疲れる!」と。
私も、「やっぱりそうだよね~」と心から同感。
さらに講師は「地域を巻き込むのは止めよう!」と。ここまで言い切れるのがまた凄い。
地域活性の“常識破り”だ。興味ないことに巻き込まれても確かに迷惑かも?
そうだ、「課題」というと、ある「理想形」に対しての「不足点」になるが、それを掘り起こすと正直なんだかあまり面白くない感情が沸き起こる。「理想形」とは一体何だろう?
それより、地域は各々異なるのだから、その地域の良いところをどんどん挙げていった方が“興奮する”。その力を集め、共感する人々の得意技を活かして楽しく活動する中で、「課題」と思われることも、いつの間にか解消または、薄められるかもしれない。
調子いい話だろうか?