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復興へのあゆみ vol.12 ミカンの木で作った小物でまちの賑わいにつなげたい

印刷用ページを表示する 記事ID:0041660 更新日:2020年5月1日更新

岡田さん

みかんボランティアセンター 岡田 雅信 さん

平成30年7月豪雨により大きな被害を受けたかんきつ産業の復旧・復興を後押しするため、みかんボランティアセンターが中心となり、ミカンの木を活用した小物づくりに取り組んでいます。

ミカンの木で作った小物

木肌を生かした小物がそろいます

発災から1年8ヵ月が経過したものの、流れてきた土石が手つかずのまま残されている園地もあります。その中でも、昨年5月には愛媛・南予の柑橘農業システムが日本農業遺産に認定されるなど、復旧・復興を後押しする話題も少しずつ出てきています。明るい話題を続けて提供していきたいとの思いから、みかんボランティアセンターとNPO団体などが協力し、かんきつ産業のPRにつながるアイデアを出し合ってきました。その中で、植え替えによって切られたミカンの木を活用した取り組みが始まりました。

岡田さんはアクセサリー作りの仕事をしていたこともあり、ものづくりなどの加工が得意だったため、ミカンの木の加工品を作ることにしました。

研磨作業

機械を利用して1つひとつ丁寧に磨きます

木を輪切りにして乾燥させ、表面がなめらかになるまで磨いて仕上げていきます。ペン立てやハンコ置きなどの文房具や、靴べら、タイピン、栓抜きなどの生活用品、カスタネットやキーホルダーなどさまざまなものを作っています。制作したカスタネットなどは、地元の障がい児などの支援団体に提供し、ミュージックケアなどの活動に使っています。

カスタネット

カスタネット。きれいな音が鳴り響きます

岡田さんは、「今はまだ試作段階。将来的にかんきつ産業のPRにつなげられるように、この取り組みを続けていきたい」と話してくれました。

みかんボランティアセンター 岡田 雅信 さん

西条市出身。平成30年7月豪雨発災後、災害ボランティアとして本市の復旧・復興に携わる。令和元年5月には移住し、JAえひめ南の農業アルバイターとしてみかんボランティアセンターの運営をサポート。

広報うわじま 5月号 No.178より
(令和2年5月1日発行)