○世界絶対平和都市宣言
平成25年6月26日
前文
世界の恒久平和の実現は、人類共通の願いである。
旧宇和島市は、昭和46年11月、市制施行50周年に際して、世界絶対平和都市を宣言し、40年余りの時を経たが、世界各地において紛争は絶えず、宣言趣意は未だ実現を見ない。
平和とは、人々の心の安寧を映し出した姿である。その本質は、自己を認め、他我を愛すものであり、いずれの精神が欠けても叶うことはない。個々に始まり、家族親類、地域、さらに大枠の共同体へと相互理解の精神を育み、守り、伝えるのが我々の努めである。
宇和島市は、「世界平和の鐘」発祥の地として、世界絶対平和の趣意を再認識するとともに、新宇和島市においてその精神を継承し伝え広めるため、ここに今一度、世界絶対平和都市を宣言する。
宣言
宇和島市は、「世界絶対平和都市」の使命完遂のため、全市民とともに次の事項を実践する。
1 主権尊重の自覚に基づき、個人の尊厳と人間尊重の精神に徹する。
1 郷土愛をひろげて全世界におよぼし、人類共存共栄の理想に向かって努力する。
1 世界のすべての人は、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
1 市民、議会、理事者は、三位一体各々その本分を全うして平和自治の完成を期する。
1 常に国及び世界の絶対平和顕現を祈念する。
平成25年6月26日
宇和島市