その5 町並を往く(津島町岩松地区) |
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旧津島町の中心街「岩松地区」へ出かけてきました。
岩松地区は、明治時代から昭和初期にかけて、港町として発展したところで、その名残を残した伝統的な町並が今も残っています。
岩松川の特産品である「しろうお漁」が行われている時期にあわせて訪れてみました。懐かしい雰囲気をぜひご覧ください。 |
岩松地区は旧津島町の中心地にあり、町を縦断して流れる岩松川の東岸に発展した町です。かつて、豪商の「小西家」が隆盛を極めた地であり、山の産物と海の産物との交易が盛んに行われました。
下の地図を見ていただければわかるように港町といっても、海岸線沿いではなく、そこから中に入った川沿いに広がる町です。ちょうどこの時期だと、川を遡上する「しろうお」の漁が行われている時期であり、網を引く風情のある情景を見ることができます。
西岸の国道沿いの喧騒とはうって変わって、穏やかな風が吹いており、流れのゆるやかさのように、ゆったりとした雰囲気を感じられるところです。また、通り沿いには歴史のある建造物が並び、その町並を見ているとノスタルジックな雰囲気を感じられることでしょう。
さて、岩松地区は最盛期には3つの蔵元があり、酒所としても発展したところでした。「萬楽」(東小西酒造)、「金丸」(西村酒造)、「三壽」(阿部酒造)の蔵があり、岩松川のきれいな水や、この地で生産される米を原料に、上質のお酒が作られていました。
残念ながら、現在では、すべての蔵元が店を閉め、酒造業はなくなっていますが、西村酒造の酒蔵が昔からの姿を残しており、現在の町並のシンボル的な存在として残っています。
今回は、西村酒造やそれ以外にも残っている歴史的な建造物をご紹介し、町並の雰囲気を味わっていただこうと思います。上流にある岩松大橋から下流へ向けて通り沿いにたくさんの見所があります。ここで、いったん文章だけの説明は中断し、町並マップを基にご紹介していきたいと思います。
地図上の数字のところをクリックしてみてください。それぞれの写真と説明を見ることができます。
(ポイント14・16・18は説明のみ)

伝統的な町並の風景はいかがだったでしょうか。
ここでご紹介している以外にも様々なポイントがあります。どうぞ、現地で生の風景をご覧にお越しいただきたいと思います。

保存活動について
さて、現在、岩松地区には、「岩松町並み保存会」が結成されており、地区のみなさんが伝統ある町並を保存、活用しようと頑張っておられます。
たとえば、写真でご紹介した西村酒造の酒蔵では「酒蔵コンサート」や、「講演会」、「カフェバー」や「フリーマーケット」などを行っておりたいへん好評なようです。酒蔵が持つ重厚でセピア色の空間は、独特な雰囲気を醸し出すそうで、どのイベントの時もなんの演出も効果も不用で、すべてのものを引立たせてくれるそうです。
また、酒蔵を活用するにはやはり本来の用途である酒造りの場として活用しようということで、特区制度を活用し、「どぶろく」を作る動きを始めておられるそうです。
愛媛県から「えひめ夢特区」第1号の認定も取られ、酒造りのスタートが切られているとのこと。
酒造りを起爆剤に、地域に活力が生まれ、また、いろいろな交流が生まれることが期待できそうです。
ただ、日に日に酒蔵群の建物は老朽化が進んでいます。雨漏り、壁の落下などがあり、500坪もある広さもあって、多額の修理費のめどがつかない状態だそうです。また、修理費の確保もさることながら、裏口が入り口である現状や隣接する所有者のプライバシーの確保など様々な問題を抱えているそうです。
昔懐かしい風情を残すには、ただそのままにしておけばいいのではなく、やはり人の手をかける必要があります。岩松にお越しいただいた方は、風景を楽しまれるだけでなく、この町並が地域の努力により守られていることにも目を向けていただきたいと思います。
といったところで、宇和島巡り第5回目「町並を往く」はおしまいです。最後に川にやってきていた渡り鳥の写真をご覧ください。やっぱり動物を見るとなごみますね〜。
また、次回をお楽しみに。

マガモのオス2羽と右の大きく見えるのがメス

正面はマガモのメス。その右は不明(カモ目だとは思うのですが・・・)。
左奥や右奥にいるのはヒドリガモ

あひるの散歩

お眠むのあひる

【町並マップ ダウンロード】
「解説なしバージョン」と、「解説ありバージョン」をご用意しております。お好きなものをダウンロードしてください。
岩松町並マップ大(解説なし:A3縦))
岩松町並マップ大(解説付き:A3縦)
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